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運転時の姿勢を良くして肩こり解消

運転時の姿勢はシートの位置が重要

 車の運転は、信号の無い道路で、自分の前後にも、対向車線にも車がいないところでは、「楽しい」の一言です。

 けれど、交通量の多い街中では、車だけではなく自転車や歩行者もいて、心理的にもストレスがかかります。また、運転席の比較的狭いスペースで、一定の姿勢を保ち続けなければいけないので、全身の筋肉も硬くなりがちです。

 また、ハンドルがあり、腕を前に伸ばした状態を維持しなければいけないので、肩の筋肉も働き続ける必要があって、更に肩こりにつながってしまいます。



運転姿勢

ハンドルやアクセル、ブレーキペダルなどとシートとの位置関係で、運転中の姿勢の半分程度が決まってしまいます。最近は、オートマチック車が殆どなので、それに合わせて、よりよい運転姿勢について、お話しましょう。

@ シートには深く座ります。骨盤を起こして背もたれにぴったりとくっつくようにします。このとき、背もたれと腰の骨(腰椎)の間に隙間ができるようでしたら、小さいタオルを折りたたんで隙間に入れると、姿勢を楽に保つことが出来ます。

A シートの前後の位置を調整します。ブレーキをいっぱいに踏み込んでみて、それでも軽く膝が曲がる(10〜20度)位が、ちょうど良い位置です。膝がめいいっぱい伸び切ってしまう位置だと、太ももの裏側の筋肉が緊張してしまい、疲れやすくなります。

B 背もたれの角度を調整して、腕を動かしやすく、また腕や肩に負担のかかりにくい位置にします。ハンドルに両手を置き、肘が軽く曲がる程度に調整します。ハンドルと体の距離が近すぎたり、逆に遠すぎたりすると、ハンドルを回すときに肘が十分に動かせないため、その分肩や肩甲骨の動きが要求され、肩こりにつながります。また、咄嗟のときにハンドル操作が遅れて、事故につながる危険性もあります。

 また、渋滞していると、イライラから更に体が硬くなります。運転中にガムを噛むなどすると、頸周りの筋肉が自然と動くので、筋肉の緊張を多少ですが和らげることができます。

 車のシートは、昔と比べると飛躍的に進歩しました。運転手の体の負担や、長時間座った姿勢を強いられるストレスをいかに軽くしようかと、各車メーカーもシートのつくりやクッション性にこだわるようになってきています。

 だからこそ、と言ってよいのでしょうか。車を運転する人の姿勢も、自分の体にとってよりよい運転姿勢をとるように意識してみませんか。




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