目の疲れを取る栄養素を摂る
牛乳、レバー、ベリー類などがGOOD!
朝、「目」が覚めてから、夜眠りに付くまで、昼寝をしない限りは、目はずっと働き続けています。
私たちが目で、自分の周りにある多くの物を見るにも、目の中の多くの細胞が関係しています。そして、その細胞も、日々栄養を摂取、代謝して、良い状態を保っています。けれど、栄養の不足などがあると、目の見え方だって変化します。
ここでは、目に良いと言われる栄養について、お話しましょう。
ビタミンA(レチノール)
脂溶性ビタミン。β-カロテンから生成される場合もあります。
目の網膜上にあって、特に暗いところで少ない光を感知する物質の生成に関係しています。不足すると、夜盲症になったりします。
食品:バター、牛乳、卵、ホウレンソウ、レバー、うなぎ など
ビタミンB1(チアミン)
神経伝達に関係する物質といわれています。目の網膜上で集まった光を「見える」につなげるために脳へ伝わる際の、視神経の働きを高める効果があります。
食品:肉類、豆、牛乳、玄米、レンコンなど
ビタミンB2(リボフラビン)
三大栄養素(炭水化物、脂肪、蛋白質)の代謝に関係する、重要な栄養素です。そのため、目の病気の予防につながるだけではなく、眼の充血やかゆみを防ぐ効果もあります。
食品:レバー、納豆、卵、海苔、アーモンドなど
ビタミンB6
アミノ酸の代謝と、神経伝達に関係するビタミンです。目のレンズに当たる水晶体や、水晶体の厚みを調節する毛様体筋の代謝、吸収と、視情報の中枢神経への伝達に重要な働きをしています。
食品:牛乳、大豆、サケ、さばなど
ビタミンC
眼の角膜と水晶体の間に分泌されている「房水」は、血液とほぼ同じ組成といわれていますが、このビタミンCだけは、血液中の濃度の50倍といわれています。また、コラーゲンの生成に重要な働きをしていて、不足すると出血の原因になることもあります。
食品:パセリ、大根、トマト、オレンジ、イチゴなど
アントシアニン
ブルーベリージャムを沢山塗ったパンを食べたら、その日の目の見え方が良かったというところから、研究が始まったようです。
ビタミンAと同様、少ない光を感知して「見える」につなげる物質の代謝に、深く関係しています。摂取によって、見え方を良くして、目の疲れを防ぎます。
食品:ベリー類(ビルベリー、クランベリーなど)
番外編:ハーブ
目の疲れを解消する方法です。
使用するハーブ:ラベンダー、カモミール
方法:お湯にアロマオイルを数滴たらします。そこに浸したタオルを軽く絞り、目の上に当てます。温かい湿布の方が、効果が高いようです。