肩こり.cure > 肩こりの治療

頸(くび)の骨や周辺の血管・神経の問題による肩こり

以下の症状は今すぐ整形外科へ!

 頸(くび)の骨自体の問題、あるいは頸の骨の異常が神経や血管を圧迫することで肩こりを起こす場合もあります。その場合、肩こり以外に手のシビレ感や腕を走るような痛み、うまく力が入らないような感覚、腕から手にかけて血が通っていないような感覚の鈍さやシビレを感じることがあります。

このような症状がある場合、独自で解決することは不可能ですし、放置することも危険です。肩こり症状が強く、どんなにマッサージをしてもなかなか肩こりが楽にならない、さらに腕から手にかけての異常な感覚があるという人は、一度整形外科を受診されることをおすすめします



頸の骨に由来する肩こり

 頸(くび)の骨は、人がこの世に生まれて起き上がり座るようになってから死ぬまで、あるいは寝たきりになるまで、おおよそ重さ5キロにもなる頭の重さをずっと支えています。その中で、少しずつ変形したり、老化によって靭帯が硬くなったりすることで痛みが出てきたり、神経を圧迫したりすることがあります。

 頸の骨自体に痛みがある場合、人はそれをかばうように頸の周りの筋肉を無意識に緊張させて、痛みを防ごうとしたり、頸を動かすことへの恐怖から筋肉を鎧のように硬くして頸を守ろうとします。常に、頸の周囲の筋肉が収縮し続けた状態になるのです。



頸から出る神経の問題による肩こり

 肩こり症状のもとになりやすい抗重力筋の多くは、頸(くび)の骨を通る脊髄と頸の骨の狭い隙間を通って背骨の外へ出て行く末梢神経が主に支配しています。

 頸の骨の変形やリウマチ、靭帯が硬くなる病気やヘルニアなどで、脊髄や末梢神経が圧迫されると、筋肉が異常に緊張して肩こり症状がでる場合があります。



頸周辺の血管の問題による肩こり

 なで肩の人によく見られる肩こりです。心臓から出た血管の大動脈は、一部が左右の腕へ血液を送る血管へと枝分かれします。その血管は、第一肋骨と鎖骨、更に頸の前側にある筋肉(斜角筋)の間にある狭いスペースを通っています。この筋肉が異常に緊張していたり、重たいリュックを背負う機会が多いことで鎖骨が下へ強制的に引き下げられたりすると、肩こり筋が引き伸ばされるだけでなく肩こり筋への血流も障害されたり、腕への血の流れも障害されて腕や手のシビレが出たりと、色々な症状が出てきます。



Copyright (c) 2009 肩こり.cure. All rights reserved.