作業環境を整える
パソコン作業で肩こりが起こりませんか?
肩こりを起こす原因が、見る作業に関係している場合、更にその原因には、以下の2つが考えられます。
- 目自体の問題
- 作業環境
ここでは「作業環境」が悪い場合に、どのようにして肩こりになるかということと、作業環境の整え方について説明します。特にパソコン作業をする場合を例にとって解説します。
作業中の姿勢が悪いと肩こりに
パソコン上での画像処理など、特に細かい作業をする場合、目に問題はなくても、画面上の細かな部分を読み取ろうと頑張ってしまいます。
このときの姿勢は、次のように悪くなります。
- 背中は丸くなり、前かがみになっている
- 肩から腕に力が入り、肩甲骨が開き、腕全体が前へ突き出たような格好になる
- 顔はパソコンディスプレイと平行にしようとするので、首は強く反り返っている
このように姿勢が悪くなるために、肩周りの血行が悪くなり、肩こりが発生します。
また、細かな作業を休みなく長時間続けていると、目は疲れ、細かな部分が見えにくくなり、更に姿勢が悪くなるという悪循環も生じて、肩こりがひどくなっていきます。
作業中の姿勢が悪くなる原因には・・・
パソコン作業を例として、作業環境を考える場合、この作業中の姿勢が悪くなる原因には、次のようなことが考えられます。
- ディスプレイに直射日光があたって、画面が見えにくい
- 画面の明るさが不良(表示が暗い、明るすぎる)で、見えにくい
- 画面の角度が悪く、画面が見えにくい(椅子の高さなども関係)
- 表示倍率が小さいため、文字や画像が見えにくい
また、長い時間作業を続けると、目が疲れてきて、気付かないうちに姿勢が悪くなることもあります。
作業環境を整える
作業環境を整えて、目の負担を少しでも軽くして疲れにくくするよう対策をとると、姿勢が悪くなることを防げるので、肩こりも多少楽になります。
作業環境の整え方の例として、以下のようなことが挙げられます。
- 画面に向かって座った自分の背中から、直射日光が当たらないようにする
- 画面上、文字がはっきりと見えるようなコントラストを選択する。
- 正しい姿勢(姿勢を良くする(座る姿勢))で座って画面を見たとき、その視線が画面に垂直に当たるよう、画面の角度を調節する。
- 画面の表示倍率や文字のフォントサイズを大きくする
他には、アイクーラーのように、目を冷やすグッズを傍に置いておく、目の疲れを楽にするようなアロマオイルを置いておく、といったことも、作業環境を良くすることにつながります。